次の日。私は久しぶりに友人のフタバの家に来ていた。 親にはいっしょに勉強するため、と言って出てきたけどフタバといっしょに勉強したことはほとんどない。フタバの部屋の中。 長めの髪をねじるように束ねているのは、おしゃれというよりは伸びた髪が邪魔…
「ふうん。でもそれって」それがアイツの最初の反応だった。 まあ、予想どおりではあるけれど。シンイチ。「筆記テストなら」クラスで一番。ただし、いつも一言多くてみんなに煙たがられている。 私も別に親しくはないのだけれど、たまたま塾が一緒で、たま…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。